CBDの効果は古来から実感されていた!?大麻草と人間の歴史
医療、美容、健康など幅広い分野で注目され始めてきている「CBD」。
人間が文字を書き始めるよりも先に存在していた原料とは?? 今回はその原料である、「大麻」についてまとめてみました!
文字よりも前!?大麻草と人間の歴史
皆さんの自宅に七味唐辛子はありますか? 実は、その七味唐辛子の中にも大麻草の「種子」が入っています。
人類が初めて大麻の栽培を始めたのは、 文字を書き始める約12,000年前の新石器時代が起源といわれています。
当時は、以下の目的で使用されていました。
- 「種子」:栄養補給のため
- 「茎」:紐や布を作るため
- 「根、葉、花」:儀式や癒しのため
一方、現代では、下記のようになっています。
- 「種子」:味のアクセントだけではなく代謝を上げる役割
- 「茎」:神社で使用されている「しめ縄」の原料
- 「根、葉、花」:医療や娯楽用途
このように古来から現代まで大麻は様々な形にかえて私たちの生活の一部に使われています。
ではなぜ大麻草なのでしょうか?
研究で解明されている大麻草の真実
人間をはじめとする哺乳類・魚類・昆虫類・両生類・鳥類には大麻草にふまれる薬効成分を吸収し、効果を感じられるシステムがもともと備わっている
ー アイリーン・コニェツニーローレン・ウィルソン ー ※「CBDのすべて」著者
この実証が、 1990年代に大麻を専門とするラファエル・ミシューマル博士とその研究チームによって解明され、 【エンドカンナビノイドシステム(ECS)】と呼ばれるようになりました。
この機能、言い換えれば 「人の体は大麻草などから得られる物質を使うように作られた。」 ともいえます。 以上から、先人は本能的に大麻草を栽培し、生活に取り入れてきたと考えられます。
大麻だけど全く違うヘンプとマリファナ
実は、大麻草は部位によって名称が変わります。
それぞれ使われる用途や、成分も大きく異なるので下記に違いをまとめてみました。
ヘンプ
THC成分:0.3%未満
CBD成分:平均12%~18%含まれます。
繊維から衣類、紙製品などの生産ができます。
日本でもTHC 0.3%未満の品種があり産業用として出荷されています。
種からはTHCが全く含まれないヘンプシードオイルという種子油が抽出され、せっけんや美容製品に使われています。
その理由は、 全身の細胞全ての細胞膜を構成する大切な材料となるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、脳や関節、皮膚、免疫器官といった身体全体の健康改善に効果があるからです。
CBDオイルのキャリアオイルとしてヘンプシードオイルが使われている場合は、体内でCBDの効果をさらに発揮できる(アントラージュ効果)が期待できると言われています。
医療大麻
THC成分:平均17%
CBD成分:0.15%未満
皆さんがイメージする「危険な大麻」は、この部位に属する「花」や「葉」を乾燥させ硬化させたものです。
しかし、大麻が合法なカナダ全土やアメリカの一部の州などでは嗜好品としての使用が一般的ですが、慢性的な痛み、精神疾患など多くの病気に効果があることから、医療現場で治療にも使用されています。
現在の日本では医療大麻の所持は違法となりますが、太平洋戦争前は、ぜんそくの漢方薬として、この種類の大麻が処方されていました。
CBD製品はヘンプ or 医療大麻どちらからとれる?
わたしたちが日本で合法的に使用することができるのは、ヘンプである茎から生成されたCBD製品です。
余談ですが、 実は大麻が合法とされている国ではTHC成分が含まれているCBD製品も存在します。
ただ日本では違法となるため、購入の際は、THCが含まれない意味を持つ
『THCフリー』『アイソレート』
と表記がある製品や成分表のチェックをすることをお勧めします。
まとめ
大麻はまだ解明されていない所も多々ありますが、可能性に満ちた植物です。 アメリカやカナダといった先進国は、すでにたくさんの地域で医療目的を前提として合法になっています。
戦後日本では大麻所持法が制定され、現代でも厳しく取締りが行われています。 研究次第では、日本でも認知される未来は近しいかもしれませんが、合法化が現実となるのはまだまだ先の話かもしれません。。。 最後まで読んでいただきありがとうございました!
私が最近推しているCBDはこちら
-->